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Old Walker

Author:Old Walker
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茶源郷 和束散策

1月13日(日)晴


加茂駅→恭仁大橋→瓶原(みかのはら)→加茂町奥畑→石寺の茶畑→撰原の茶畑→活動ケ丘公園→和束茶カフェ→中和束→実相寺→鎌塚の茶畑→正法寺→安積親王陵墓→加茂町奥畑→恭仁大橋→加茂駅(20Km)

1901-00a-和束-軌跡 1901-00b-和束-高度

木津川市加茂町北部から和束町、その東に位置する南山城村は、お茶の大産地で、宇治茶の大部分を生産しています。特に、和束町は京都府内で栽培されるお茶の約4割を生産しています。山の斜面一帯に広がる茶畑の景観は素晴らしく、平成20年に京都府景観資産第1号に登録され、また、平成27年には文化庁により日本遺産に選定されています。さらに、京都府では[宇治茶の文化的景観」として世界文化遺産への登録を目指して活動を続けており、その中に和束の茶畑も含まれています。
今日は天気も良く、絶好のウォーキング日和なので、久しぶりに和束へ美しい茶畑を見に行くことにしました。茶畑は、秋の刈り取りが終わって、新芽もまだ出ていなくて、形の整った冬が一番美しく、春になり新芽が出てくる頃には、茶畑全体に日よけがかけられ、真っ黒けになります。
加茂駅前から、北へ向かい木津川にかかる恭仁大橋を渡り、更に北へと行くと、加茂の茶畑が見えてきます。
1901-01-和束-IMG_0253 
この道の突き当りを左へ行くと、海住山寺入口、さらに、奈良時代聖武天皇の時に一時都が遷された恭仁宮跡へと続きます。ここを右へ、山の方へと歩いていきます。その道沿いに、鎌倉時代に造られた大井手用水という、和束川から約7Kmも続く農業用水路があります。これは一帯の稲作に今も使われています。
1901-02-和束-IMG_0254 1901-03-和束-IMG_0255説明

加茂から和束へと続くこの道は、その昔、恭仁京と紫香楽宮を結んでいた古官道「恭仁京東北道」です。道の両側の斜面に茶畑が続きます。
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機械で刈り取るので、きれいに整形されています。
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かなり古そうな愛宕灯篭が路傍に立っていました。下部に[愛宕山」と掘られているのがかろうじて読み取られます。「愛宕山」の表記から江戸時代以前のものではないかと思われます。
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和束で最も美しいと言われる、石寺の茶畑です。撰原の茶畑と共に、京都府景観資産に登録されています。
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そこから少し登ったところにある、撰原の茶畑です。1901-10-和束-IMG_0306 1901-11-和束-IMG_0277 1901-12-和束-IMG_0278 
和束散策の中心に位置する活動ケ丘公園に着きました。入り口に立っている石碑の下に、大伴家持の歌碑があります。
「吾が大君 天知らさむと 思わねば おほにそ見ける 和豆香(わづか)杣山(そまやま)」(万葉集) 巻3-0476 挽歌
774年(天平16年)に、聖武天皇の皇子であった安積(あさか)親王が17歳で恭仁京にて亡くなりましたが、藤原仲麻呂による毒殺と言われています。その死を悼んで詠まれた挽歌です。安積親王は、和束の地をを愛し度々訪れていたことから、このすぐ近くに陵墓があります。
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この公園のすぐ近くに和束茶カフェがありますが、丁度改装工事中で、公園内の「てらす和豆香」内に臨時店舗がありました。ここで、お茶を買ったりしてしばし休憩です。
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和束川の方へ行くと、目の前に安積親王陵墓が見えます。上からの見晴らしが良いので、あとで登ることにします。
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丁度昼時なので、和束川沿いに最近できた、茶畑での収穫から販売までを手がけているという「d:matcha Kyoto」で「煎茶と大葉のジェノベーゼセット」を食べました。パスタの上に煎茶の葉が乗っていて美味しかったです。目の前の釜塚の茶畑を眺めながら食事ができます。
その後、南へ向かい、実相寺を訪れました。門の脇に立つ榧(カヤ)の大木は、樹齢500年と言われているそうです。
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京都府景観資産登録地域の釜塚の茶畑です。
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府道62号線に出たところにある、紅葉の名所で知られる正法寺にも立ち寄りました。このお寺は、天平16年(744年)安積親王の菩提を弔うため、行基により創建されたと伝えられている古刹です。緩やかな石段を登って行きます。
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書院と本堂前の勅使門です。書院の隣の本堂は、改修工事中で足場などで囲われていました。
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和束川を渡ります。
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安積親王陵墓に登りました。茶畑の中にちょっと歩きにくい石畳の階段が続いています。
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頂上部分にある陵墓です。
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陵墓の柵の外を一周できます。ここからは、和束町が一望できます。
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このあと、来た時とほぼ同じ道を通って帰途につきました。茶畑の間に、製茶工場がいくつか建っています。最近は、和束町内で製茶し、「和束茶」のブランドで売り出しています。
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しばらく道の両側に茶畑を眺めながら歩きます。帰りはだいたい下りなので楽です。
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石寺の茶畑の手前から、行きに通った道の一つ山側を通りました。この方が近いのと、上から茶畑全体を見渡せます。石寺の茶畑です。
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加茂へ戻ってきて、恭仁大橋を渡ります。木津川の上流側です。ここから上流は、コンクリートの護岸工事などがして無くて、自然が残る美しい景色です。
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所要時間6時間9分、歩行時間4時間35分、歩行距離20.2Kmでした。
久しぶりに和束へ行きましたが、以前に比べ茶源郷の宣伝がだいぶ行き渡ってきたのか、寒い時期にも関わらず、そう多くはないですが、観光客も見られ、新しい飲食店やお茶を使ったスイーツの店などもだいぶ出来ていました。でも、世界遺産に登録されて観光客が押し寄せるようなことになると、道も狭いし、駐車場もあまりない所なので、どうなるか心配です。それに、茶畑に入り込んで写真を撮ったりする人達も出てきそうで、あまり開発が進むのもどうかと思います。この美しい景観をいつまでも守っていってほしいと思います。

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未分類 | 16:55:56 | コメント(2)
コメント
和束
前略
 このコース、物凄くいいですね。ウォーカーが初めてなら驚く位素晴しい所です。大和例会で是非、やりたいと思っているのですが、何しろ200~250名の参加ありと考えられ、トイレがないのですね。大屋さんと残念--の溜息ばかり---いい方法ありませんか、知恵貸してください。浅田晴夫/大和
2019-01-17 木 13:36:52 | URL | 浅田晴夫 [編集]
浅田晴夫様
加茂町北部から和束まで、道の両側に茶畑を眺めながら歩けるので、とても良いコースです。私も、家から近いので良く歩いています。
確かに、途中にトイレはないと思いますが、公民館が道沿いに2軒(石寺と白栖)あります。交渉すれば使わせてもらえるかもしれません。
ただ、200人を超える団体で、この道を歩くのはちょっと難しいかもしれませんね。だいたい狭い道で、土地の方々の生活道路になっているので、車もある程度通ります。幾つかのグループに分けて、1列で歩けば良いかも知れませんが、広がってしまうとカーブも多いので危ないかと思います。
また、和束からの帰りをバスにすると、1時間に1本しか無いバスなので、増発を頼んでおかないと乗れないでしょう。

今年は、3月9日に「ふるさと案内かもの」例会でこの道を行きます(JRハイキングに載っています)。また、5月26日には、浪速の例会で同じ道を行くようです。中間ゴールは和束からバスになっていますが、歩くコースは、帰り道が書いてないので分かりませんが、恐らく同じ道を戻るのだと思います。他には、バス道しかありません。
いずれの団体も50人程度なので、なんとかなると思いますが、200人を超えるとなると、大変ですね。

このコースに限らず、加茂周辺のウォーキングコースについては、ふるさと案内かもに問い合わして見られたら良いかと思います。NPO法人のこの団体の方々は、加茂周辺の地理や歴史に大変詳しく、山道の修理なども手がけておられ、個人的に案内もしてもらえます(有料)。 ホームページは下記のとおりです。
http://furusato-kamo.sakura.ne.jp/
2019-01-18 金 10:25:07 | URL | Old Walker [編集]
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